気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は帝人【3401】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
帝人とはどんな会社?
帝人は、繊維、化成品、医薬・医療品、機械プラント関連機器の製造および加工を行っています。
主な製品は、合成繊維、人工皮革、テトロンフィルム、樹脂製品などです。さらに、情報関連事業も行っています。
現在の株価は?
現在の株価は1,789円前後です。
100株単位なので17万円前後で購入することができます。
うーん、ちょっと高いですね。
最近では5万円前後で買える日本株も増えているので高く感じてしまいます。
PERは8.69倍。
10倍を切っているのでかなり割安です。
そして、配当利回りは3%です。
いいですね!
日本株の中ではかなり高配当の部類です。
株主優待はありません。
個人的に、株主優待はいらないのでその分配当利回りを上げてる帝人のような会社の方が好感がもてます。
過去の長期のチャート
波がスゴイですね。上がったり下がったりでトレンドがつかめません。
上場来最高値は1989年です。
厳しい物言いですが、バブル時の好景気をいまだ乗り越えられない、典型的な日本株ですね。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
2018年の年末に大きく下げ、その後急反発しています。
多くの日本株と同じ動きですね。
帝人の売上高は?
うーん、ほぼ横ばいですね。
ただ、直近FY2018には売上高を更新しています。
わるくはありません。
次に帝人のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらはボコボコ。
マイナスの年もチラホラあります。
よくないですね。長期投資をするのに躊躇(ちゅうちょ)してしまいます
帝人のBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらは比較的キレイな右肩上がりです。
いい感じですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROEは直近12.43%です。
いいですね。合格ラインの10%を超えています!
こちら、かなり高めです。素晴らしいですね。
ただ、過去をみるとマイナスの年度もチラホラあるので楽観はできません。
ちなみに、国別の売上高比率はこちら
約4割が海外なんですね。
最後に、流動比率は1.77倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
帝人の今後をまとめると
PERの低さと高配当、さらに高ROEは魅力です。
ただ、その他の数字の伸びがあまりよくはありませんでした。
チャート上波が激しいので大きく下がった所を買えばキャピタル・ゲインを得られるのかもしれませんが、長期投資としてはあまりおすすめできません。
次、行きましょう。