気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まずソニーグループについて説明していきます。
1 ソニーグループについて
(1)AV機器大手
(2)世界のソニー健在!
(3)時価総額15兆2,335億円
ソニーグループは、AV機器大手です。
AVとは?
オーディオビジュアルの頭文字。 音響・映像に関する製品や技術のことです。
家庭用ゲーム機「プレイステーション」を手がけるゲームや
音楽、映画などのエンタメ系コンテンツ事業に加え、
テレビやスマートフォンのエレクトロニクス、
半導体、生命保険などを展開しています。
1990年代後半以降、エレキに複数の不採算部門を抱え、長期低迷時代が続いたが、
2012年からの構造改革により人員削減、市場シェアの高いゲームや半導体の強化を断行しました。
18年3月期に10年ぶり最高純益達成、翌年更新。
足元では、キャラクターの版権や音楽出版社など、コンテンツ系の買収を進めています。
最近では4月14日に人気オンラインゲーム「フォートナイト」で知られる米エピックゲームズに2億ドル(約220億円)を追加出資すると発表しました。
フォートナイトは登録プレーヤーが世界で3億5000万人を超すオンライン対戦ゲーム。
プレーヤー同士で交流したり、音楽ライブを開いたり、仮想空間上で様々な楽しみ方ができる。
こうした利用者との接点を生かし、20年にはソニー所属の米津玄師さんや人気ラッパーのトラヴィス・スコットさんがフォートナイト上でライブを開いた。
このように着々とエンタメを強化しています。
さらに、海外でブランド力が絶大です。
海外比率は70%。
世界に対抗できる数少ない日本企業といえます!
そして、時価総額は15兆2335億円です。
時価総額ランクだと、SSランクです。
日本の上場企業でも超上位ランクです。
ちなみに現在日本の中で時価総額3位となっています。
(1位はトヨタ自動車、2位はソフトバンクグループ)
TOPIX Core30にも入っている誰もが認める日本を代表する銘柄です。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 12,080円
・PER(株価収益率)14.03倍
・配当利回り 0.45%
・流動比率 0.92倍
株価は12,080円です。
100株単位で売買できるので、1,208,000円から投資をすることが可能です。
かなり投資資金が必要ですね。
いわゆる値がさ株というやつです
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは14.03倍です。
いいですね。
どちらかといえばまだ割安の水準です。
そして、配当利回り。
こちらは0.45%です。
ほとんど配当はありませんね。
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は0.92倍です。
1倍を割っているので少しだけ心配です。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
長期で見ると方向感がないですね。
残念ながら、長期投資が報われていません。
ピークが2000年のITバブルの頃です。
その後バブルははじけて株価は低迷、2012年には800円を割っていました。
しかしそのあとは不死鳥のように蘇り株価をグイグイ上げています。
底値で買っていれば9年で約15倍です。
すごいですね。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらもキレイな上昇トレンドを描いています。
2021年10月に一旦押し目をつけることはありましたが、しっかり反発し上昇を続けています。
比較的どこで買っても報われやすい乗りやすい上昇トレンドですね。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、ソニーグループの決算月は3月となっています。
そして次の決算発表は4月28日です。
売上高、右肩上がりではないですね。
ただ、額はやはり大きいです。
8兆円を超えています。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
うーん、判断が難しいですね。
2015年度のマイナスから、しっかりと伸ばしています。
2020年度は落ちてしまいましたが、2021年度はさらに大きく伸びる予定です。
とはいえ長期で見るとキレイに右肩上がりでEPSを伸ばしているのは言い難いです。
その意味で予測がしづらい銘柄ですね。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらはわるくはありません。
とくに2017年度からしっかりとキレイな右肩上がりを描けています。
良いですね。
このように、株主の価値を年々増大させることができる企業は長期投資に適した企業といえます。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、11.27%です。
つまり、年間11.27%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
2018年度からはしっかりと合格ラインを超えています。
効率的な良い経営をしているということが、ROEからも見て取れます。
ただ、まだ3期分です。
油断は禁物です。
ちなみに自己資本比率は20.8%です。
8. まとめ
・ここ数年の実績は素晴らしい
・EPSの伸びが読めない
では、ソニーグループを総合的にまとめましょう!
世界のソニーです。
GAFAMと肩を並べて、世界に通用する可能性のある数少ない日本企業だと考えています。
とくにここ数年の活躍は目覚ましいです。
すごく良い銘柄です。
ただ、実際に過去の数字を並べてみると、長期で安定して成長してきたわけではありません。
とくにEPSが一貫して伸びているというわけではないので今後を推測するのが難しいです。
(これで一貫してEPSが右肩上がりで伸びていれば完璧だった)
さらに化ける可能性は十分あるが、不確実性も高い銘柄です。
その点十分注意して取引を行って下さい。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。