気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はしまむら【8227】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
しまむらとはどんな会社?
しまむらは、首都圏を中心に全国で主に婦人衣料、紳士衣料、肌着類、子供衣料、また寝具、インテリア用品を販売するチェーンストアを主に郊外にて経営しています。
皆さん1度や2度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。
あのしまむらです。
以下はWikipediaより引用
主に、ファストファッションブランドとして認知されている。
日本国内の店舗の外壁はベージュ、ピンク色、赤色で統一され、床には御影石を使用している。近年、その堅調かつ着実な成長ぶりが注目され、新聞や雑誌などでたびたび取り上げられている。
バイヤーへは「4つの悪」(返品、赤黒伝票、追加値引、未引取り)の追放を公約し、そのフェアな取引商行為によってサプライヤーとの関係を深めている。
そんなしまむら、現在の社員数は2,390人です。
現在の株価は?PERは適正?株主優待は?
現在の株価は9,580円前後です。
取引単位は100株なので、95万円前後でしまむらの株を所有することが可能です。
95万円!高い!
高すぎます。これでは気軽に買えないですね。
しまむらのPER(株価収益率)は、現在15.34倍。
15倍前後なので適正ラインです。
配当利回りは、2.56%です。
日本株の中ではそこそこの高配当です。
こちらもいいですね。
そしてしまむらの株主優待は、保有数に応じて年1回しまむらで使えるサービス券がもらえます。
100株 2枚(2,000円分)
1,000株 4枚(4,000円分)
3,000株 6枚(6,000円分)
5,000株 10枚(1,0000円分)
95万円近く払って2,000円分の株主優待なのでほとんどうまみはないですね。
過去の長期のチャート
見ると、過去に何度かピークを迎えています。
ちなみに上場来最安値は1989年の1,837円です(Bloombergより)。
直近大きく下げ、とうとう10,000円を割ってしまいました。
ちなみに直近1年間のチャートはこちら
4月をピークにそこから急落してしまっています。
その後、さらに6月にドカンともう一段下げています。
決算が悪かった影響です。
以下フィスコより引用
しまむら<8227>は急落。1万円大台割れは2015年1月以来となる。前日に発表した第1四半期決算がネガティブサプライズと捉えられている。営業利益は72億円で前年同期比32%の大幅減益、粗利益率が大きく低下したほか、販売管理費も想定以上に増加している。
2018年6月26日
しまむらの売上高は?
みると堅調です。
右肩上がりです。
わるくありません。
しまむらのEPS(1株当たりの利益)の推移です
方向感がないですね。
これではなんともいえません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
いいですね!
右肩上がりのBPSが長期投資に理想的な形であるところ、しまむらのBPSは理想にかなり近い形をしています。
しまむらのROE(株主資本利益率)の推移
ROE(株主資本利益率)は直近8.68%です。
合格ラインの10%は超えられていません。
最後に、流動比率は5.74倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
しまむらの今後をまとめると
わるくはありません。
ただ、いずれの数字もキレイではなく、今後の成長戦略に課題も残ります。
個人的にはこの内容ではほしいとは思えませんでした。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみてください。