化粧品ファンケル【4921】の今後の株価を分析してみた

気になる日本株を分析・予測するコーナー。

ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はファンケル【4921】の株価を分析。そして今後を予想していきます。

ファンケルとはどんな会社?

ファンケルは、男性・女性用無添加化粧品を製造および販売している会社です。シャンプー、コンディショナー、メークアップ商品などのヘアケアおよびスキンケア製品の製造を行っています。また同社はロイヤルゼリーや栄養補助剤などの健康食品の製造も行っています。

そんなファンケル、社長は宮島和美氏。
現在の社員数は1,288人です。

現在の株価は?

現在の株価は5,740円前後です。
取引単位は100株なので、57万円程度でファンケルの株を所有することが可能です。

うーん、一つの銘柄に50万オーバーはなかなか手を出しづらいです。

ファンケルは株主優待があります。

株主優待はカタログから好きなものを選べるシステムです。

ご利用券3,000円分や大人のカロリミット30日分、化粧品や乳液などもあります。
170,000円で3,000円相当なので大したことないですが、奥様がいる既婚者はプレゼントすると株式投資に理解が深まるのっではないでしょうか。
意外と現金よりもこういったカタログって女性に喜ばれたりするので。

「株式投資っていいわね。もっとたくさんやってもいいよ」的に(そんなに甘くない?)。

ファンケルのPER(株価収益率)は、58.82倍です。
50倍超えているので超高PERです。割高ですね。

配当利回りは、1.05%です。
日本株にしては普通です。

過去の長期のチャート

 

東証1部に上場したのは1999年です。
上場後大きく上昇し大きく戻し(これをぼくは「打ち上げ花火」と呼んでいます)、長らく停滞が続いていましたがここ数年で大きく上昇しています。

ちなみに直近1年のチャートはこちら

 

キレイな上昇トレンドを描いています。

7月に入り少し反落しているのでうまく上昇トレンドに乗りたい人にはいい押し目買いのチャンスかもしれません。

ファンケルの売上高は?

 

FY2016から徐々に盛り上がってきています。
わるくはありません。

ファンケルのEPS(1株当たりの利益)の推移です

 

うーん、判断が難しいです。
キレイな右肩上がりではありませんが、FY2017から大きく上昇しています。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

 

こちらはFY2016をのぞけば比較的堅調です。
理想的ではありませんがわるくはないかなといったところ。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

ROE(株主資本利益率)は直近8.37%です。
合格ラインの10%には到達していませんが、年々ROEが上昇しているのは評価できるポイントです。
今後に期待ですね。

ちなみに、売上高比率は以下です。

化粧品が6割、栄養補助食品が約3割なんですね。

最後に、流動比率は3.97倍。
こちらは1倍をしっかり超えているので合格です。

ファンケルの今後をまとめると

奥様対策として株主優待をプレゼントするというのは投資に理解を得る上でかなり効果的です。
しかし、そうでもないかぎり特にこの企業に投資をする理由が見当たりません。
数字もものすごく良いというわけではないですし。

「買うな」とまではいいませんが、個人的には欲しいとは思えませんでした。

日本株には他に隠れた優良銘柄がたくさんあります。
次、見ていきましょう。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

この著者の最新の記事




スクリーンショット 2018-05-05 21.47.24







アーカイブ




ページ上部へ戻る