気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はSUMCO【3436】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
SUMCOとはどんな会社?
SUMCO(サムコ)は、半導体メーカー向けシリコンウェーハを製造・販売しています。また、太陽電池の材料として使われるシリコンウェーハおよびシリコンウェーハ製造過程に用いる容器の製造に使われる高純度石英ルツボも製造しています。
シリコンウェーハ生産の世界シェアは首位の信越化学工業に肉薄し世界シェア20%の2位です。(2016年9月時点)。
ちなみにシリコンウェーハとは、高純度な珪素(シリコン)のウェーハのこと。
ウェーハとは、半導体素子製造の材料のこと。
高度に組成を管理した単結晶シリコンのような素材で作られた円柱状のインゴットを、薄くスライスした円盤状の板です。呼称は洋菓子のウェハースに由来しています。
シリコンウェーハ、こんな感じだそうです。
なんか、難しいですね。イメージが全くできません。
そんなSUMCO、社長は橋本眞幸氏。
現在の社員数は7,711人です。
現在の株価は?
現在の株価は1,990円前後です。
取引単位は100株なので、20万円程度でSUMCOの株を所有することが可能です。
20万円前後なので、ちょっと初心者が買うのには「うっ」となる金額かもしれません。
SUMCOのPER(株価収益率)は、現在16.14倍。
15倍前後なので適正ラインです。
配当利回りは、1.41%です。
まあまあですね。
過去の長期のチャート
上場後大きく上昇したものの、その後は大きく下げ停滞しています。
最高値は2007年の6,190円です。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
2017年後半から上昇し、その後横ばい、しかし直近では大きく下落してしまっています。
直近でとうとう2,000円を割ってしまいました。
SUMCOの売上高は?
横ばいですね。
方向感はありません。
SUMCOのEPS(1株当たりの利益)の推移です
FY2012のマイナスが目立ちますが、その後は比較的堅調な推移をしています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは右肩上がりです。
いい感じですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近11.98%です。
合格ラインの10%を超えています。合格です。
ちなみに、売上高比率は以下です。
流動比率は3.32倍。
こちらもしっかり合格です。
SUMCOの今後をまとめると
うーん、なんともいえません。
数字があまり良くはありませんでした。
世界シェア2位のすごい会社であり、個人的に少しは気になっています。
ただ、無理をしてまで買う銘柄ではありません。
次、行きましょう。