気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はコロプラ【3668】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
コロプラとはどんな会社?
コロプラは、ゲームプラットフォーム及びスマートフォン特化型アプリを提供しています。
主力タイトルは「魔法使いと黒猫のウィズ」「白猫プロジェクト」などです(あまりスマホゲームやらないので疎いのですが)。
専門ファンドを立ち上げ、VR(仮想現実)分野を強化しています。
そして、2019年9月12日、ドラクエウォーク(DQウォーク)というスマホの位置ゲーム(ポケモンGOみたいなゲーム)の配信がスタートしました。
スクウェア・エニックスとコロプラが共同制作した渾身の一作です。
HUFFPOSTより引用
スマホの位置情報を使い町中を歩きながら、画面上で遭遇するモンスターを倒したり、道具を入手したりして、プレイヤーは『ドラクエ』の世界観を堪能。東京タワーや名古屋城など各都道府県に、「ランドマーク」となる場所が設定されており、街中で遭遇したモンスターを倒しレベルを上げて、ダンジョンなどのイベントをクリアしていくと、新たなストーリーが解放されていく。
プレイヤーの容姿を決めるキャラメイクがあり、ネット上では「中々決められない…」と冒険にすぐ出られない人もいたり、「スライム、ドラキーがかわいい!」「駐輪場にスライムが現れた!」「横浜駅めっちゃ田舎ー」など冒険を楽しむ声があがっている。そして「#DQウォーク」がTwitterのトレンド入りしている。
現在の社員数は1,283人です。
現在の株価は?
現在の株価は693円前後です。
取引単位は100株なので、7万円程度でコロプラの株を所有することが可能です。
10万円以下なので比較的買いやすいですね。
コロプラのPER(株価収益率)は、現在22.65倍。
20倍を超えているのでどちらかといえば少し割高です。
配当利回りは、2.31%です。
そこそこ配当ありますね(あくまでそこそこですが)。
過去の長期のチャート
まだ上場して年数しか経っていません。
最高値は2014年の4,655円。
その後は下落トレンドを描き、下がり続け1,000円を割ってしまっています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
こちらは方向感がないですね。
2019年の8月にガクッと600円割れをする場面もあったのですがすぐに反発しています。
コロプラの売上高は?
FY2014からの伸びがすさまじいですね。
さすがスマホゲーム業界、一発当てると会社が大きく潤います。
ただ、FY2016をピークに大きく下落しています。
コロプラのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもFY2016をピークに大きく下落してしまっています。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはしっかり右肩上がり。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近5.95%です。
過去には40%を超える超高ROEを誇っていたコロプラもとうとう合格ライン10%を下回るまでになってしまいました。
最後に、流動比率は11.17倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
コロプラの今後をまとめると
うーん、よくはないですね。
スマホゲーム業界も浮き沈みが激しく、永続的に勝ち続けるのは難しそうです。
ドラクエウォークが起死回生の一撃となりうるのかがポイントです。
個人的には現時点では投資したいと思えませんでした。
次、見ていきましょう。