気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はシチズン時計(旧:シチズンホールディングス)【9007】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
シチズン時計とはどんな会社?
シチズン時計は、時計および情報・電子機器、産業用機械の製造および販売を行っています。主な製品は、腕時計、携帯用小型メール端末、各種プリンター、液晶カラーテレビ、小型精密工作器です。
また、宝飾品やメガネなどの製造および販売も行っています。
以下はWikipediaより引用
「シチズン」(CITIZEN)ブランドの時計で知られる他、工作機械の分野でもスイス式自動旋盤を中心とする「シンコム」(Cincom)ブランドで名高い。
かつては腕時計の機械体(ムーブメント)の生産量世界第1位(グループ)を誇り、国内最大手。世界シェアの3割以上を持つ。
ちなみに以前はシチズンホールディングスという名前でした。
社名の遍歴は以下です。
2007年(平成19年)4月に「シチズングループ」の純粋持株会社体制へ移行のため、社名を「シチズン時計株式会社」から「シチズンホールディングス株式会社」に変更し、新たに事業子会社として「シチズン時計株式会社」(2代)を設立した。
その後、2016年(平成28年)10月に、「シチズンホールディングス株式会社」が「シチズン時計株式会社」(非上場)及び「シチズンビジネスエキスパート株式会社」を吸収合併し、社名を「シチズン時計株式会社」に戻した。
そして、2016年に高級時計の『フレデリックコンスタント』を買収しています。
そんなシチズン時計、取締役社長は戸倉敏夫氏。
現在の社員数は15,282人です。
現在の株価は?
現在の株価は533円前後です。
取引単位は100株なので、53,000円程度でシチズンホールディングスの株を所有することが可能です。
10万円以下なので、これだったら気軽に投資をすることができますね。
シチズンホールディングスのPER(株価収益率)は、現在12.69倍。
15倍以下なので、そこそこ割安レベルです。
配当利回りは、3.75%です。
これは日本株の中では高配当の部類に入ります。
株主優待はありません。
その分を配当に回すという考え、好きです。
過去の長期のチャート
方向感のないチャートですね。
ちなみに、最高値は2004年の1,236円です。
直近1年のチャートはこちら
直近は下落トレンドです。
8月にはとうとう500円を割ってしまいましたが9月に入り小反発しています。
シチズンホールディングスの売上高は?
うーん、微妙ですね。
シチズンホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも横ばいですね。微妙です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは比較的キレイな右肩上がりです!
いいですね!
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近5.19%。
合格ラインは満たしていません。今ひとつですね。
最後に、流動比率は3.16倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
シチズンホールディングスの今後をまとめると
PERそこそこで高配当なのはプラスポイントです。
BPSの伸びもわるくありません。
ただ、EPS、ROEがよくありませんでした。
特に、ROEが低いということは、経営が下手だということ。
総合的にみて、「わるくはないけどパッとしない銘柄だな」と思いました。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。