気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は新生銀行【8303】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
新生銀行とはどんな会社?
新生銀行は、預金、貸出、為替などの一般銀行業務を営み、また投資信託や長期債券発行などの業務も行っています。
同行は旧日本長期信用銀行として知られ1998年に上場廃止となり、国有化の後2000年に民営銀行となりました。
新生銀行、僕も使っています。
ただ、パソコンでログインするときがかなりセキュリティ厳しくて面倒くさいのでデメリットです。
そんな新生銀行、現在の社員数は5,344人です。
現在の株価は?
現在の株価は1,564円前後です。
取引単位は100株なので、15万円程度で新生銀行の株を所有することが可能です。
20万円以下なのでこのくらいならなんとか投資初心者でもはじめられそうですね
(それでもやっぱり日本株って高いですけど)。
新生銀行のPER(株価収益率)は、現在7.9倍。
10倍割っているのでかなり割安です。
配当利回りは、0.64%です。
こちらほとんど配当ないです。
他の銀行株が3%、4%と高配当なところが多いのにこの点は残念ですね。
新生銀行の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2004年の最高値をピークにその後は2008年にかけ大きく下落。
1,000円前後の安値圏をさまよっていました。
その後2013年に一段上昇しました、2,000円前後をうろうろしています。
直近1年のチャートはこちら
方向感ないですね。
新生銀行の売上高は?
こちらも方向感がありません。
微妙ですね。
新生銀行のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、こちらも微妙です。
右肩上がりではないので、長期投資として理想的ではないことは確かです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは意外にも(?)しっかり右肩上がりです。
いいですね。
ただ、配当もほとんどせずにためこんでいるだけという見方もできます。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近5.81%。
合格ラインの10%には届いていません。
低いですね。
新生銀行の今後をまとめると
もちろん、よくなかったです。
新生銀行、事業の再構築中で、今は消費者金融レイクと割賦信販アプラスが柱となっています。
PERが低いので割安ですが、安いなりの理由がありますね。
「安物買いの銭失い」になりかねません。
配当もほとんどなしで、この各数字の伸びだと投資をしたいとは思えません。
日本株、探せばいい銘柄はたくさんあります。
次、行きましょう!