腕時計メーカー、セイコーホールディングス(SEIKO)の今後の株価を分析

気になる日本株を分析・予測するコーナー。

ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はセイコーホールディングス【8050】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。

セイコーホールディングスとはどんな会社?

セイコーホールディングスは、国内、海外で電子部品や時計の企画、製造および販売を行っています。また宝飾品および眼鏡、ゴルフクラブ、コンピューター関連機器も販売しています。

以下はWikipediaより引用

日本初の腕時計、世界初のクオーツウオッチを製品化し、現在も時計関連で著名な企業である。オリンピックなどの世界大会などで公式スポンサー、オフィシャルタイマーとしてたびたび参加している。

ちなみに、同社グループの広告・カタログに掲載される時計が示す時刻は、アナログ式が10時8分42秒、デジタル式が10時8分59秒を基準としているそうです。

グランドセイコー(GRAND SEIKO)はいつかは持ちたい憧れの時計ですね。

グランドセイコーほしい

そんなセイコーホールディングス、現在の社員数は12,033人(連結)です。

さすが大企業。社員数もスゴイですね。

現在の株価とPERは「割高」

現在の株価は3,140円前後です。
取引単位は100株なので、31万円程度でセイコーホールディングスの株を所有することが可能です。

うーん、日本株の中では普通ですが、やっぱり普通の感覚だと高い!
1万円くらいから気軽に買うことができないと株式投資の敷居は高いままです。
(証券会社がやっている1万円から買えるミニ株もありますが、あくまで証券会社のサービスで抜本的な解決とはいえません。)

セイコーホールディングスのPER(株価収益率)は、現在9.65倍です。
10倍以下なのでかなりの割安です。

配当利回りは高い

配当利回りは、2.39%です。
いいですね。日本株の中では高配当です。

セイコーホールディングスの株主優待はありません。

過去の長期のチャート

 

過去20年を見ると、大きく上げたり下げたりはしていますが、あまり方向感がありません。
ボラティリティ(変動率)が大きい銘柄ですね。

ちなみに直近1年のチャートはこちら

 

こちらも変動が大きいですね。
2018年の7月に向け、大きく下げ、その後大きく反発しています。
買うタイミングによっては大きく損をすることがある銘柄なので注意が必要です。

セイコーホールディングスの売上高は?

 

うーん、ガチャガチャしていますね。
理想的な売上高は右肩上がりですが、セイコーの売上高はそれとは遠いです。

セイコーホールディングスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。

 

こちらもガチャガチャしています。
あまりよくないですね。
このような推移だと、方向感なく将来の見通しが立たず、長期投資には向きません。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。

 

こちらは右肩上がりです。
いい感じですね。

ちなみに、売上高比率はこちら

売上の約半分は中国をはじめとする海外なんですね。
グローバル企業です。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

ROE(株主資本利益率)は直近11.42%です。

いいですね。高ROEです。
多くの日本株は一桁台なのですが、セイコーはしっかり二桁のっています。
ROEが高いということは経営が上手いということ。
素晴らしいですね。こういった銘柄が日本株にも増えてくるといいですね。

最後に、流動比率は1.06倍。
こちらは1倍を超えているので問題ないです。

セイコーホールディングスの今後をまとめると

PERが低く、高配当なのは魅力でした。
さらにセイコーはブランド力もあります。
海外競争力もあります。

ただ、売上その他の数字の伸びがイマイチでした。

僕は、大きく下げたら少しは買ってみたいです。
ただ、変動率が大きい銘柄なので十分注意して下さい。
安値ラインで指値注文をして気長に待つスタイルもいいかもしれません(今だったら2,400円ラインとか)。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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