
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は東洋ゴム工業【5105】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
東洋ゴム工業とはどんな会社?
東洋ゴム工業(TOYO TIRES)はゴム及び化学製品を製造しています。
製品には自動車用タイヤやバンパー、アルミホイールなどの自動車用美品や事務用品、断熱材を含みます。また、東洋ゴム工業は米国およびオーストラリア、カナダ、ドイツ、中国に子会社を持っています。
以下はWikipediaより引用
TOYO TIRES(トーヨータイヤ)のブランド名で、「専用タイヤ発想」をコンセプトに、それぞれの車種に合う自動車タイヤを製造しており、特に海外での評判は高い。
また対米向けにはNITTO(ニットー)ブランドもあり、これまでは日本では逆輸入でしか入手できなかったが、2006年以降、NITTOブランドのタイヤも日本で販売。タイヤのシェアは国内第4位に位置する。
箱根ターンパイクのネーミングライツを取得し、2007年3月1日から2014年7月31日まで「TOYO TIRES ターンパイク」に名称が変更された。
2008年5月16日、同業のトップメーカーであるブリヂストンと業務・資本提携を発表した。
あのブリヂストンと業務資本提携しているんですね。
設立は1945年8月1日です。
そんな東洋ゴム工業、社長は清水隆史氏。
現在の社員数は11,759人(連結)です。
大企業なので社員数もスゴイですね。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,045円前後です。
取引単位は100株なので、20万円程度で東洋ゴム工業の株を所有することが可能です。
一般的な日本株の水準ですね。
ただ、やはり1株単位で購入できるアメリカ株と比較するとやはり敷居は高めです。
東洋ゴム工業のPER(株価収益率)は、現在22.64倍。
20倍を超えているので比較的割高です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.2%です。
日本株の中では、そこそこの高配当です。
東洋ゴム工業の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
直近盛り上がっていますね。
このチャートは過去20年ですが、実は上場来最高値はバブル時の1989年3,289円です。
バブル時にピークを迎えたという典型的な日本株ですね。
ちなみに、上場来最安値はリーマンショック時の2009年の248円です。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
去年の後半からしっかり下落しており、2018年の8月に底を打って反発し、再び2,000円台にのせてきています。
なるべく安値で買いたい人にはわるくないポイントです。
東洋ゴム工業の売上高は?
キレイな右肩上がりではありませんが、比較的堅調に推移しています。
売上高は4,000億円を超えているんですね。
いい感じです。
東洋ゴム工業のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらは大きく上昇したり下落したりしており、結構ボコボコしています。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは、うーん方向感ありませんね。
右肩上がりのBPSが理想ですが、それとは程遠いですね。
あまりよくありません。
ちなみに、売上高比率は以下です。
北米がメインで45%、日本が33%なんですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近10.29%です。
しかkり合格ラインの10%を超えてきました。いいですね。
最後に、流動比率は1.19倍。
こちらは1倍を超えているので問題ないです。
東洋ゴム工業の今後をまとめると
うーん、いまいちパッとしませんでした。
PERも高めなわりに、各数字の伸びもよくありません。
個人的にも投資したいとは思えませんでした。
日本株には長期投資に適した隠れたお宝銘柄がたくさんあります。
次、行きましょう。