日本道路【1884】の今後の株価を分析してみた

気になる日本株を分析・予測するコーナー。

ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回は日本道路【1884】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。

日本道路とはどんな会社?

日本道路(読み方:にっぽんどうろ)は、主に道路舗装工事を請け負っています。
建築・土木工事ならびにアスファルト・コンクリート合材などの舗装用材料の製造、販売も手がけています。
また産業廃棄物のリサイクルシステムの開発を行うとともに不動産業も営んでいます。日本道路は清水建設の系列会社です。

そんな日本道路、現在の社員数は2,048人です。

現在の株価とPERは?

現在の株価は6,590円前後です。
取引単位は100株なので、65万円程度で日本道路の株を所有することが可能です。

うーん、一つの銘柄に60万円オーバーは高いですね―。
初心者には手を出しづらいかも。

日本道路のPER(株価収益率)は、現在35.41倍。
30倍を超えているので割高です。

配当利回りと株主優待は?

配当利回りは、現在2.28%。
そこそこの高配当です。

日本道路の株主優待は、ありません。

過去の長期のチャート

 

比較的右肩上がりで堅調です。
直近2016年に大きく落ち込んだときがありますがその後しっかり反発して、さらに高値を目指しています。

2016年に急落したとき要因は、東日本大震災復興工事での談合事件で営業停止処分を受けたことを材料とするものです。

以下、marketnewsより引用

国土交通省関東地方整備局は22日、東日本高速道路東北支社が発注する東日本大震災の舗装災害復旧工事の入札で談合が行われていた独占禁止法違反事件に関連して、佐藤渡辺 <1807> 、日本道路 <1884> 、東亜道路工業 <1882> などに対して営業停止処分を下した。

営業停止の範囲は、全国における舗装工事業に関する営業のうち、公共工事に係るもの。営業停止期間は、佐藤渡辺が60日間、日本道路が135日間、東亜道路工業が75日間。

道路工事事業は、公共工事の比重が大きなため、各社ともに営業停止処分が業績に与える影響は大きく、営業停止期間中の受注高は大幅減となる見通し。(2016/12/22 16:48)

直近1年のチャートはこちら

 

こちらはV字となっています。
2018年4月を底値に大きく下げ、その後しっかり反発し、持ち直しています。

回復力がすごいですね。

日本道路の売上高は?

 

うーん、横ばいですね。
パッとしません。

日本道路のEPS(1株当たりの利益)の推移です

 

うーん、FY2015から右肩下がりです。
よくないですね。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

 

こちらはしっかり右肩上がりです。
いい感じです。

ちなみに、売上高比率は以下です。

建設事業が約8割です。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

ROE(株主資本利益率)は直近1.87%です。
合格ラインは遥か遠くです。
これでは話になりません。

最後に、流動比率は1.86倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。

日本道路の今後をまとめると

うーん、正直パッとしない銘柄です。

ROEも低いし。

長期投資で買うべき銘柄は、向こうから「買ってくれ」と語りかけてくるような素晴らしい銘柄です。

その点、日本道路はそこまでの銘柄とは思えませんでした。

次、行きましょう。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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