
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は小松製作所【6301】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
小松製作所とはどんな会社?
コマツ(登記社名:小松製作所)は、油圧ショベル、ブルドーザ、ダンプトラックなどの建設機械を製造しています。また、プレス機械のなどの産業機械やフォークリフトも製造しています。
以下はWikipediaより引用
建設機械の日本でのシェアは1位。世界で2位。日本以外にも南北アメリカ、ヨーロッパ、CIS、中近東、アフリカ、東南アジア、オセアニア、中国にグループ企業を展開する。
アメリカにおいてニューヨーク証券取引所やNASDAQには上場していないが、米国預託証券(ADR)を発行している(証券コード:KMTUY)。
2016年7月21日、2017年中に米国大手鉱山機械メーカー、ジョイ・グローバル社を買収することを発表した。
グローバル化にいち早く手を付けた企業としても知られ、自動車メーカーより早い1950年代頃から海外への輸出や海外工場の展開を進めていた。
石川県では地元に縁のある企業としては別格の存在で、特に小松市はコマツの企業城下町となっている。また、一般の人や子供たちが建設機械に対して親しみを持ってもらえるよう、2010年に閉鎖した小松工場跡地の「こまつの杜」内に「わくわくコマツ館」を開設。旧本社社屋を復元した建物の1階は、建設機械や産業機械の展示・体験コーナー、建設機械のジオラマや3Dシアターなどとなっており、2階では、理科教室などのイベントが行われている[1]。同じく小松市内にある粟津工場の開放日は家族連れに人気のイベントとなっている。
なんかすごくいい会社の雰囲気がプンプンします。
期待が高まりますね。
そんな小松製作所、社長は大橋徹二氏。
現在の社員数は59,632人(連結)です。
さすが日本を代表する企業です。社員数もものすごいです。
現在の株価とPERは?
現在の株価は3,400円前後です。
取引単位は100株なので、34万円程度で小松製作所の株を所有することが可能です。
うーん、一つの銘柄に30万円以上はいままでの普通の感覚だと高いですが、それでもはじめて投資をする人にとっては敷居が高いですよね。
小松製作所のPER(株価収益率)は、現在14.4倍。
15倍前後なので、安くも高くもないです。
こちらは「ザ・適正ライン」といったところです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在2.47%です。
こちらは日本株なかではそこそこの高配当ですね。
小松製作所の株主優待は、300株を長期で保有していると非売品のブルドーザのミニチェア(トミカみたいなやつ)がもらえます。
まあ、子どもとかは喜ぶでしょうね(僕はまったくいらないのですが。)
過去の長期のチャート
2007年に大きな盛り上がりを見せ、その後大きく下落。
しかしここ数年で再び盛り上がりを見せ直近は4,000円の大台を超えました。
その後は少し反落しています。
直近1年のチャートはこちら
こちらは軟調ですね。
2018年の8月、9月に底を打ち、直近は大きく反発しています。
小松製作所の売上高は?
うーん、右肩上がりではありませんが、直近FY2018はしっかりと売上を更新しています。
売上は2兆円を超えており、まさしく日本を代表する大企業です。
小松製作所のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも右肩上がりではないですが、直近2018にしっかりと数字を更新していますね。
まあまあです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは比較的右肩上がりといえます。
しっかり配当を出しつつも株主の価値を高めていけてるのは素晴らしいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近12.12%です。
合格ラインの10%をしっかりと超えています。いいですね。
最後に、流動比率は1.82倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
小松製作所の今後をまとめると
トータルでみていい会社です。
手堅い銘柄という言葉がピッタリきます。
日本のものづくりを代表する大企業であり、世界に誇れる会社です。
配当もしっかりあり、経営も安定しています。
各数字の伸びはあまりないのですが、長期でじっくりもちたいという方にはおすすめです。
とくに最近はPERも落ち着いて、チャート上も下落しているので安値で買いたい人にはよいポイントかもしれません。
僕も真剣に購入を考えている銘柄です。