気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はハウス食品グループ本社【2810】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
ハウス食品グループ本社(2810)とはどんな会社?
ハウス食品グループ本社は、カレーや香辛料などの更新食品を製造および販売しています。スナック類、即製麺、レトルト食品の製造も行っています。
以下はWikipediaより引用
1963年(昭和38年)に発売され、爆発的なヒットを記録し、今日まで発売され続ける「バーモントカレー」に代表されるように、カレーやシチューの素(主に板チョコ状の固形ルー)やスナック菓子類を主力商品としている。
中でもカレールーでは、同業他社のエスビー食品・江崎グリコに対して圧倒的差をつけており、2011年(平成23年)現在シェアは第1位である。また菓子類では、スナック菓子を中心に、ガムや飴なども製造している。
日本人でバーモントカレー食べたことない人、ほとんどいないのではないのでしょうか。
僕も大好きです。
そんなハウス食品グループ本社、現在の社員数は6,273人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は、3,435円前後です。
取引単位は100株なので、34万円程度でハウス食品グループ本社の株を所有することが可能です。
30万円超えているので決して安くはありませんが、日本株はこんなものです。
もう少し、小額から買えればもっといいんですけどね。
ハウス食品グループ本社のPER(株価収益率)は、現在35.99倍。
30倍を超えており、かなりの高PERです。割高ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在1.1%です。
日本株の中では高配当とまでは行きませんが、そこそこあるといった印象です。
そして、ハウス食品グループ本社の株主優待は、100株保有で年に2回1,000円相当の商品詰め合わせがもらえます。
バーモントカレーやシチュー、マカロニグラタンやウコンの力などですね。
なんかこういう詰め合わせってもらうと、わるい気はしないですよね。
コレ目的で投資するというほど魅力ではありませんが、奥さんやご家族がいる方は喜ぶと思います。
過去の長期のチャート
いいですね。右肩上がりです。
力強さを感じるチャートです。
直近1年のチャートはこちら
2018年6月をピークに大きく下げてしまっています。
その後、9月に底を打って小反発しています。
テクニカル的には、底を狙って買うよりもこういった小反発したところで買うほうが失敗は少ないです。
ですので、買うにはいいポイントです。
ハウス食品グループ本社の売上高は?
いいですね!キレイな右肩上がりです。
売上高は3,000億円に迫る勢いです。
ハウス食品グループ本社のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらは少しガチャガチャしています。ただ、FY2016を除いて考えれば比較的堅調です。
悪くはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはキレイな右肩上がりです。
いい感じです。すばらしい!
こういった伸びを見せる企業に投資をしたいものです。
ちなみに、売上高比率はこちら
やはり、香辛食品類が46.5%と大きな割合を占めています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近3.84%です。
うーん、低いですね。
典型的な日本のダメ大企業の低PERです。
これは大きなマイナスポイントです。
最後に、流動比率は2.54倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ハウス食品グループ本社の今後をまとめると
ハウス食品は、日本を代表する大企業です。
優良銘柄といえます。
ただ、PERが高いので割高なのと、配当もそこまで高くないのがネックです。
さらに、ROEが低いというのもすごく気になります。
個人的に投資をしたいとまでは思えませんでした。
バーモントカレー好きなんですけどね。
次、行きましょう。