気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はVテク(7717)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
Vテク(7717)とはどんな会社?
ブイ・テクノロジーは、主に液晶ディスプレイに代表されるフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程における検査関連装置(検査装置、測定装置、修正装置)及び液晶基板製造装置(露光装置)の開発、設計、製造、販売、サービスを事業としています。
また太陽電池・LED向け装置の開発・販売も手掛けています。
うーん、難しい言葉が並んでいますね。
文系の僕にはなにがなんだかさっぱりです。
そんなVテク(7717)、現在の社員数は637人です。
まだまだ社員数は少ないですね。
現在の株価とPERは?
現在の株価は14,510円前後です。
取引単位は100株なので、145万円程度でVテク(7717)の株を所有することが可能です。
う!145万円ですか。
かなり高いですね。一つの銘柄に145万円は普通の投資家には厳しいです。
そして、Vテク(7717)のPER(株価収益率)は、現在7.79倍。
こちらは10倍を割っているのでかなり割安です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.65%です。
高配当とまではいきませんが、日本株の中では少しはあるほうですね。
Vテクの株主優待は、ありません。
過去の長期のチャート
2006年に一旦上昇したものの大きく下落。
その後停滞していたのですが、直近大きく突き上げて一時は3万円までタッチしました。
かなり変動が大きい銘柄なので注意が必要です。
資産があっという間に何十万も増減してしまうので、気になる方は精神衛生上よくないです。
ちなみに最安値は2002年の903円です。
直近1年のチャートはこちら
2018年3月をピークに右肩下がりです。
まだ底が見えない下げ方をしており、さらに下げそうな雰囲気です。
Vテク(7717)の売上高は?
右肩上がりです。
すごい急成長ぶりですね。
FY2013には37億円だった売上高も、FY2018には661億円まで急成長しています。
Vテク(7717)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもFY2013こそマイナスだったものの、そこからは比較的わるくはありません。
ただ、方向感が掴みづらいですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは右肩上がり。
とくに直近グイッと上昇しています。
いいですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近49.96%です。
すごいですね!ものすごく優秀な数字です。
日本株の中でもトップクラスです。
今後も毎年この数字をキープしつづけたらすごいです。
最後に、流動比率は1.54倍。
こちらは1倍を超えているので問題ないです。
Vテク(7717)の今後をまとめると
各数字の伸びがわるくありません。
ただ、変動が大きく、買うタイミングを間違えると大きく含み損を抱えてしまいます。
まだまだ売上が500億円規模の会社です。
これから伸びればさらに上昇することも考えられますが、一方落下すると下げもキツそうです。
個人的には変動率の大きさもあり、今すぐ欲しいというタイプの銘柄ではありませんでしたが、さらに化ける可能性は十分ある銘柄だと思います。
気になる方は四季報などでチェックしてみて下さい。