気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は東洋紡(3101)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
東洋紡(3101)とはどんな会社?
東洋紡は、天然合成繊維を製造しています。
主に紡績、織、編、染の繊維加工および合成繊維、不織布、繊維二次製品などを製造しています。
また、フィルムや高機能性樹脂の化成品の製造、建物や機械の設計や工事なども行っています。
生化学品・医用機材・電子材料・活性炭素繊維などにも製造を展開してます。
読み方は「とうようぼう」です。
そんな東洋紡(3101)、現在の社員数は9,494人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,606円前後です。
取引単位は100株なので、16万円前後で東洋紡(3101)の株を所有することが可能です。
20万円以下ですので日本株の中では普通です。
初心者にも比較的始めやすい金額ではないでしょうか(ただ、一般的な感覚だと高いですよね)。
そして、東洋紡(3101)のPER(株価収益率)は、現在10.71倍です。
10倍前後なのでかなり割安の部類です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.49%です。
日本株の中では高配当の部類です。
いいですね。
そして、東洋紡の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2006年あたりの高値圏から半値近くになっています。
直近1年のチャートはこちら
こちらは他の多くの日本株と同じく、2018年10月に入って大きく下げています。
まだ底値が見えません。
東洋紡(3101)の売上高は?
うーん、横ばいですね。
東洋紡(3101)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
キレイな右肩上がりでないですが、数字は増えてきています。
わるくはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはしっかり右肩上がりです。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近7.49%です。
合格ラインの10%に達していません。
うーん、低いです。
「日本株のROEは低い」と海外から批判されることも多いですがまさにそんな株の代表格のようですね。
今後に期待です。
最後に、流動比率は1.53倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
東洋紡(3101)の今後をまとめると
わるくはない銘柄です。
PERも低いし、高配当、さらに各数字の伸びも意外と良かったです。
個人的にも気になる銘柄です。
とくに最近多くの日本株が大きく下げているので気になる銘柄が増えてきました。
こういったときにしっかり気になる銘柄を仕込んでいきたいですね。
周りがあわてて売っているときこそしっかり買うチャンスです。
有名な相場の格言である「人の行く裏に道あり花の山」ですね。
最後にバフェットの名言をどうぞ
私たちは、株式市場の下落で利益を得ています。
食料品をいつも買っている人が、食料品の値下がりで得をするのと同じです。
ウォーレン・バフェット