気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は昭和電工(4004)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
昭和電工(4004)とはどんな会社?
昭和電工は合成樹脂、セラミックス、各種金属、電子材料などの製造をしています。
同社は石油コンビナートを所有し、各種石油化学製品の製造も行っています。
ちなみに、昭和電工のスローガンは「具体化。」だそうです。
そんな昭和電工(4004)、現在の社員数は10,253人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は5,050円前後です。
取引単位は100株なので、50万円前後で昭和電工(4004)の株を所有することが可能です。う
うーん、一つの銘柄に50万円は高いですね!
そして、昭和電工(4004)のPER(株価収益率)は、現在8.75倍です。
10倍以下なのでかなり低PERです。
結構な割安株です。
この点はいいですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.39%です。
高配当ではありませんが、そこそこはあるといった感じです。
そして、昭和電工(4004)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2006年の高値から大きく下落、その後は停滞したものの直近再び上昇しています。
それにしても直近の上げっぷりがすごいですね!
直近1年のチャートはこちら
2018年の4月に大きく下落したものの、その後はしっかり反発し9月末には6,000円を超えています。
その後10月に入り急落し反発したりと値動きの荒い展開が続いています。
昭和電工(4004)の売上高は?
こちらは、微妙ですね。
右肩上がりではありません。
昭和電工(4004)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
FY2017の伸びがすごいですね!
株価がここまで上昇する理由もわかります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもキレイな右肩上がりではありませんが、全体でみたら上がっています。
まあギリギリ良しとします。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近10.38%です。
合格ラインの10%を超えています。
ただ、直近だけなので今後この水準が続くのかは要チェックです。
そして、流動比率は1.08倍です。
こちら1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本と海外のバランスが取れています。
昭和電工(4004)の今後をまとめると
うーん、PERが低いのはいいなと思うのですが数字があまり良くありませんでした。
やはり長期投資の理想はしっかりした右肩上がりです。
直近だけグイッと上がってもその後が読めないので長期投資としてはあまりおすすめできません。
個人的にも欲しいとは思えませんでした。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。