気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は昭和シェル石油(5002)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
昭和シェル石油(5002)とはどんな会社?
昭和シェル石油は、石油および石油製品の購入、精製、供給を主な事業としています。
以下はWikipediaより引用
グループで合計4か所の製油所を保有し、系列のサービスステーション(ガソリンスタンド)は国内におよそ4,900か所ある。
サービスステーションの名称は「Shell」(シェル)、「Fantasista」(ファンタジスタ、商業施設等に併設されているセルフ式スタンド)。
そんな昭和シェル石油(5002)、現在の社員数は4,765人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,824円前後です。
取引単位は100株なので、18万円前後で昭和シェル石油(5002)の株を所有することが可能です。
20万円以下で投資を始められます。
ちょっと高いと思いますが、日本株の中では安い方です。
そして、昭和シェル石油(5002)のPER(株価収益率)は、現在16.07倍です。
15倍前後なので適正のレベルです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、5.27%です。
5%を超えています!
かなりの高配当銘柄です!!すごい!
JXTGホールディングといい、石油業界は高配当でいいですね。
100万円投資したら52,700円年間もらえます。
(配当だけで年間のスマホ代とか払えてしまうレベル)
これが、お金がお金を生み出すという仕組みですね。
もちろん配当以上に株価が下落するリスクはあります。
そして、昭和シェル石油(5002)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
方向感がないレンジの動きだったのですが、直近はレンジを抜け大きく上昇しています。
直近1年のチャートはこちら
上昇トレンドです。
10月にピークを迎えてその後は急落しています。
この動きは他の多くの日本株と似ていますね。
昭和シェル石油(5002)の売上高は?
FY2014からは右肩下がりです。
よくないですね。
昭和シェル石油(5002)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん!マイナスの年度があります。
ガチャガチャしています。
こちらもよくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらもパッとしません。
右肩上がりの理想的なBPSとは程遠いです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近18.01%です。
合格ラインの10%を優に超えています。
ただ、コンスタントに超えているわけではなく、今後に注意する必要があります。
流動比率は1.05倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
昭和シェル石油(5002)の今後をまとめると
高配当はものすごく魅力です。
さらに思わず投資したくなるような低PERです。
ただ、それ以外の数字がパッとしません。
「高配当銘柄や石油関連銘柄がどうしてもほしい!」という方以外、無理して買う必要もありません。
他にもいい日本株はたくさんあります。
次、見ていきましょう。