
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はAGC(5201)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
AGC(5201)とはどんな会社?
AGCは、世界最大手のガラスメーカーで様々なガラス製品を製造・販売しています。
主製品には建築用ガラスおよび液晶ディスプレイ(LCD)用ガラス、自動車用加工ガラスなどを含みます。
また、同社は電子部品、化学品、セラミックなども製造しています。
2018年7月1日、旭硝子株式会社から「AGC株式会社」に社名を変更しています。
そんなAGC(5201)、現在の社員数は53,224人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は3,810円前後です。
取引単位は100株なので、38万円前後でAGC(5201)の株を所有することが可能です。
うーん!高いですね。
一つの銘柄に40万円は高すぎです。
サラリーマンにはなかなか手を出しづらいです。
そして、AGC(5201)のPER(株価収益率)は、現在11.76倍です。
15倍以下なので割安の部類です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.89%です。
結構ありますね。高配当の部類です。
そして、AGC(5201)の株主優待はありません。
過去の長期チャート
方向感がないですね。
2006年の高値圏から落ちてからはレンジの動きです。
直近1年のチャートはこちら
2018年10月に入ってからの急落がすごいですね。
ちなみに10月は日本株全体が下げてます。
AGC(5201)の売上高は?
キレイな右肩上がりではないですが、直近売上高を更新しています。
そこそこといったところです。
AGC(5201)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、FY2013からはしっかり上がっています。
こちらもまあまあです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
キレイな右肩上がりではありませんが、比較的堅調です。
わるくはありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近6.07%です。
低いですね。1ケタです。
話になりません。
流動比率は1.59倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本とアジアが7割、欧米が3割です。
さらに売上高はこんな感じです。
ガラスが5割、化学が3割でこれらがメインとなっています。
AGC(5201)の今後をまとめると
うーん、各数字の伸びがよくありませんでした。
ROEも低いです。
日本を代表する企業であることは間違いないのですが、イマイチパッとしません。
「投資したい!」と思わせるワクワクがありませんでした。
個人的にも、長期投資の投資対象には入りません。
日本株には良い銘柄がほかにもたくさんあります。
次、行きましょう。