
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は東海カーボン(5301)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
東海カーボン(5301)とはどんな会社?
東海カーボンは、ゴム製品用カーボンブラックなど炭素製品の製造および販売を行っています。
タイヤ向けカーボンブラックでは国内首位で、タイ、中国など世界3極で日系タイヤメーカー向けに材料を供給しています。
また同社は、各種高圧ガス、工業用電気炉などの製造を行っています。
そんな東海カーボン(5301)、現在の社員数は3,013人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,120円前後です。
取引単位は100株なので、11万円前後で東海カーボン(5301)の株を所有することが可能です。
これならサラリーマンの初心者投資家にも比較的優しいです。
そして、東海カーボン(5301)のPER(株価収益率)は、4.13倍前後です。
5倍を割っているのでかなりの割安ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.98%です。
日本株の中ではギリギリ高配当の部類です。
いいですね。
そして、東海カーボン(5301)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
しかし直近、爆発的に株価が上昇し、下落しています。
「吹き上げる」という表現がぴったりの上昇です。
直近1年のチャートはこちら
下落トレンドです。
ジリジリと下げてきています。
東海カーボン(5301)の売上高は?
FY2018から大きく上昇しています。
その売上高を直近FY2019にはさらに超えています。
いい感じです。
東海カーボン(5301)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもFY2018に大きく上昇、FY2019は少し凹んでいます。
方向感はつかめません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
FY2018までのデータですが、やはり直近の数字が大きくなっています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近39.42%です。
超高ROEですね。
この水準が続くとは思えませんが、今後10%を超え続けることができるのかに注目です。
東海カーボン(5301)の今後をまとめると
うーん、方向感がつかめない銘柄です。
やはりEPS,BPSが右肩上がり、ROEが常に10%を超えているような銘柄に長期投資をしたいです。
東海カーボンは上記にあてはまらず、個人的に投資したいとは思えませんでした。
日本株には他にも良い銘柄はたくさんあります。
次、見ていきましょう。