気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はTOTO(5332)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
TOTO(5332)とはどんな会社?
TOTOは衛生陶器、水栓金具、浴槽などの建設用設備機器の製造および販売しています。
レストルーム商品、バス・キッチン・洗面商品、その他キッチンパネルなどのセラミック商品を製造しています。
読み方は「トートー」です。
創業時の社名「東洋陶器(とうようとうき。Toyo Toki)」が由来です。
トイレ、洗面器などの衛生陶器で約6割のシェアがあり第1位です。
ちなみに、ユニットバスを最初に発売したのもTOTOです。
そんなTOTO(5332)、現在の社員数は32,428人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は4,380円前後です。
取引単位は100株なので、43万円前後でTOTO(5332)の株を所有することが可能です。
うーん、高いですね。
一つの銘柄に40万円オーバーは少し手を出しづらいです。
ただ、日本株の中では普通の部類です。銘柄によっては100万円や300万円出さないと買えないモノもあります。
そして、TOTO(5332)のPER(株価収益率)は、21.22倍です。
20倍前後なのでまあ適正のラインです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.85%です。
高配当とまではいきませんが、そこそこは配当があるといった印象です。
そして、TOTO(5332)の株主優待は100株でお風呂の掃除セットやオリジナルのトイレットペーパーがもらえます(年1回)
まあ、気持ち程度といったところですね。優待目的で投資をするような銘柄ではありません。
過去の長期のチャート
2013年ごろからかなりしっかり上昇しています。
ただ、直近は大きく下落していますね。
直近1年のチャートはこちら
下落トレンドです。
2018年10月に底を打ったようにもみえますがまだ油断できません。
TOTO(5332)の売上高は?
比較的堅調ですね。
わるくはありません。
TOTO(5332)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、方向感ないですね。
微妙です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはいい感じです。
しっかりの右肩上がりです。
株主の価値をしっかり上げてきています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近11.66%です。
いいですね。合格ラインの10%をしっかり超えています。
過去の数字を見てもROEは高めです。
経営が上手い証拠です。
プラスポイントです。
流動比率は1.28倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本がメイン、他は中国が12%近くあります。
TOTO(5332)の今後をまとめると
TOTO、われわれにも馴染みのある会社です。
それだけに期待していたのですが、見てみると数字はあまりよくありませんでした。
例えるなら「キライじゃないけど、それだけ(好きでもない)」といった印象です。
無理して買う銘柄ではないです。
他にもっと良い銘柄はたくさんあります。
次、行きましょう。