気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は三井金属鉱業(5706)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
三井金属鉱業(5706)とはどんな会社?
三井金属(登記社名:三井金属鉱業)は、主に亜鉛や銅などの非鉄金属を製造しています。
また、同社は化成品、電子材料、自動車部品なども製造しています。
以下はWikipediaより引用
神岡鉱山採掘からスタートし、財閥解体に伴う三井鉱山(現・日本コークス工業)からの分離により会社設立。
設立当初は朝鮮戦争の特需景気により金属価格が高騰、優良企業として業績を伸ばした。しかしながら、1980年代の急激な円高による地金価格の下落、神岡鉱山の亜鉛精錬を原因とするイタイイタイ病に対する補償などで業績は悪化、長期無配となるなど長く経営不振が続いた。
業績回復のきっかけになったのは1993年(平成5年)、宮村眞平が社長に就任(現取締役相談役)。ベースアップ停止、一時金の増減による業績連動型の年収管理制度の導入など時代に先駆けた労務改革、及び、製錬にとらわれない業種転換によって経営再建が行われた。
そんな三井金属鉱業(5706)、現在の社員数は12,276人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は2,560円前後です。
取引単位は100株なので、25万円前後で三井金属鉱業(5706)の株を所有することが可能です。
うーん、一つの銘柄に20万円オーバーはちょっと高いですね。
まあ、日本株はもっと高い銘柄あるのでこのくらいでは驚かないですが。
もっともっと日本株が気軽に買えるようになるといいなと思います(ちなみに、アメリカ株は1株から購入できます)
そして、三井金属鉱業(5706)のPER(株価収益率)は、現在計算できません。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.73%です。
ギリギリ高配当といえますね。
そして、三井金属鉱業(5706)の株主優待はありません。
その理由がなんかいいですね。
当社は、業績のさらなる向上に努めることが、株主の皆さまに対する最大の還元策であると考えており、株主優待を実施する意向はございません。
中途半端にクオカードや商品券バラまいたりするよりもよっぽど誠実だと思います。
過去の長期のチャート
2000年と2006年のダブルトップをつけて、その後は大きく下げています。
2,000円を何度か割る場面もありました。
ただ直近再び大きく上昇しています。
直近1年のチャートはこちら
下落トレンドです。
まだ反発する気配がありませんね。
こういうところで全力で1点買いするともう1段下げたときに慌てるので、買うなら複数回に分けて購入しましょう。
三井金属鉱業(5706)の売上高は?
うーん、そこそこ堅調です。
まあまあですね。
三井金属鉱業(5706)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはパッとしません。
マイナスの年度もあります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
イマイチですね。
キレイな右肩上がりが長期投資の理想形なのですが、そういった形とは程遠いです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近−0.41%です。
マイナスなので話にならないですね。
流動比率は1.48倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本と海外のバランスが取れた売上高です。
三井金属鉱業(5706)の今後をまとめると
うーん、わるいってわけではないですがよくもありません。
とくに引っかかるところのない銘柄でした。
無理して買うこともないかなと思います。
日本株には、たまに「これ、すごい!ほしい!」とエキサイトするような銘柄を発見することがあります。
今回はそうではありませんでした。
次、見て行きましょう。