
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はフジクラ(5803)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
フジクラ(5803)とはどんな会社?
フジクラは各種ケーブルを製造しています。
同製品は電力システムをはじめ海底ケーブル、電子機器自動車、光ファイバーなどの通信分野で使用されています。
電線御三家(住友電工・古河電工・フジクラ ※そんな言い方あるんですね。)で唯一の独立系です。
銅材料から派生したFPC(フレキシブルプリント基板)で世界有数、シェア約1割を握り、スマホなど国内外のメーカーに販売しています。
光ファイバーの接続作業に不可欠な「融着器」はトップシェアです。
東京・木場の本社工場跡地を利用したビル・商業施設賃貸業は年間利益50億円にもなる安定収益源。
海外でも特にタイに主力工場を置き、タイで一番多く雇用している日系企業である。
タイで一番多く雇用している日系企業なんですね!
知りませんでした。
そんなフジクラ(5803)、現在の社員数は57,632人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は408円前後です。
取引単位は100株なので、4万円前後でフジクラ(5803)の株を所有することが可能です。
5万円以下で買える日本株です。いいですね。
投資初心者にも手を出しやすい金額です。
こういった銘柄がもっとたくさんあれば日本株は楽しくなるんですけどね。
フジクラ(5803)のPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、2.94%です。
3%近くあります。高配当銘柄ですね。
そして、フジクラ(5803)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
うーん、方向感がありませんね。
上下の動き(変動率)が激しい銘柄です。
けっこう怖いですね。
直近1年のチャートはこちら
こちらは軟調。
2019年8月に底を打って反発しているように見えます。
フジクラ(5803)の売上高は?
比較的堅調です。
わるくはありません。
フジクラ(5803)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも直近大きく下げています。
ちなみにウォーレン・バフェットは、直近のEPSが落ちて株価が下がっているこういった銘柄をチャンスととらえます。
今後EPSがもとの水準に回復できれば株価も上昇し、大きな値上がり益が狙えます。
一方、そのままEPSが落ち込み株価がさらに下がる可能性もあるのでその見極めがとても重要です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは横ばいです。
あまり方向感がありません。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近0.67%です。
これでは話になりません。
過去も合格ラインを超えておらず低ROE体質です。
流動比率は1.24倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
フジクラ(5803)の今後をまとめると
うーん、キラリと光るものはなく個人的には今投資をしたいとまでは思えませんでした。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。