気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
アメリカの投資家ウォーレン・バフェットはこう言います。
「喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうと考えるべきでない。」
そこで気になる銘柄をピックアップし、その銘柄が10年後、20年後もしっかりと利益を出し、あなたに莫大な利益をもたらすか、長期投資対象としてふさわしいか、という観点で企業を見ていきます。
今回はインテル(INTC)の株価を分析。そして今後を予想していきます。
インテルとはどんな企業?
インテル(Intel Corporation)は半導体メーカーです。
コンピューター部品や関連製品を手掛けます。
製品にはマイクロプロセッサ、チップセット、組み込みプロセッサ、マイクロコントローラー、フラッシュメモリー、グラフィックス、ネットワーク・通信関連、システム管理ソフトウェア、会議用機器、デジタル画像処理などがあります。
インテルは1992年以降、世界第1位の半導体メーカーとして君臨し続け、特に世界CPU市場ではここ数年80%近いシェアを維持しています。
現在の株価は?
現在の株価は34.53ドル前後。
PERは13.71倍です。
10倍を割っていないものの、そこそこ割安感はあります。
配当利回りは3.16%。
「高配当!」と声を大にして言えるほどではないですが、そこそこはある印象です。
過去の長期のチャート
上場来最高値はITバブル時の2000年。
66.8438ドルでした。
その後、バブルが弾けて元のレベルに戻りました。
「過熱気味の業界や相場に手をだすといかにに危険か」ということがよく分かるチャートですね。
このバブル以外はしっかり右肩上がりに上昇してきています。
直近1年のチャート
こちらはレンジ。
現在レンジのど真ん中といったところですね。
2015年8月には25.87ドルまで下げています。
インテルの売上高は?
うーん、横ばいですね。
次にインテルのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらはガタガタ。
良くはありません。
インテルのBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはキレイな右肩上がり。
合格です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
最後に、ROE(株主資本利益率)は直近15.98%。
流動比率は1.75倍。
これらの数字は素晴らしいです。
地域別の売上高は以下です。
アジアが60%を占めているんですね!意外です!
インテルの今後をまとめると
PERは割安、配当利回りもそこそこあります。
ただ、売上高、EPSの推移があまりよくなかった。
思ったよりいいかも、というレベルです。
喉から手がでるほど欲しいとは思いませんでした。
焦って買う必要もない銘柄だと思います。