シャープ【6753】の今後の株価を分析してみた

こんにちは。今井バフェットです。
今回はシャープ【6753】について、思うことをいろいろ述べていきたいと思います。

「果たしてシャープは買いなのか?」
では、見ていきましょう。

シャープSHARPとは

シャープは産業および家電製品を製造している会社です。
同製品には液晶テレビや携帯電話などの音響・映像・通信機器をはじめ、電化機器または太陽電池やICなどの電子部分を含みます。世界各地において事業を行っている大企業です。

以下は四季報より抜粋

液晶パネルの三重・亀山工場や大阪・堺工場などへの過剰投資が響き、2012年3月期から2期連続巨額赤字。
堺工場を台湾・鴻海グループと共同運営にし、3000人規模の人員削減実施。
リストラ効果で13年度黒字浮上したが、液晶の競争きつく、14年度も赤字。
銀行監督下で事業再編を迫られたが、16年8月、台湾の鴻海(ホンハイ)による買収完了で債務超過解消。

2016年、経営の失敗を受け台湾の鴻海精密工業(ホンハイジンミゴンイェ、略してホンハイ)が約3分の2の株式を取得し、ホンハイ傘下となり、
日本の大手電機メーカーとしては初の外資傘下となりました(あまり喜ばしいことではないと思いますが)。

これだけ見てもなかなか厳しいことがわかります。

そんなシャープの株価はだだ下がり

現在のシャープの株価は1,375円です。
100株単位なので13万円前後で買うことができます。

比較的小額から買うことができます。
この点、初心者にもやさしい銘柄ですね。

PERは8.75倍です。
10倍を割っているのでかなり割安です。

配当利回りは1.64%です。
高配当とまではいきませんが、そこそこはありますね。

過去の長期チャートはこちら。

 

1999年がピークです。
その後、株価はダダ下がり。
今ではピーク時の約18分の1にまでなってしまいました。

長期投資家は悲惨ですね。

直近1年のチャートはこちら

 

 

2018年の後半から大きく株価を下げ、そのまま停滞しています。

なかなか厳しいですね。

シャープの売上高の推移

 

うーん、右肩下がりです。
良くはありません。
ただ、売上高2兆円を超えているのはさすが大企業ですね。

次にEPS(1株当たりの利益)の推移です

 

うげ!損失だらけですね。
売上は大きく下がってはいないけれど純利益がまったくないという状態が続いています。
ただ、FY2018からは比較的マトモになってきています。

ではBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

 

こちらもよくありません。
ただ、EPSと同じくFY2018からは立て直しています。

ROEの推移はこちら

 

ROE(株主資本利益率)は直近29.75%です。
すごいですね!
ただ、過去を見るとマイナスも目立ち楽観は決してできません。

シャープの今後をまとめると

数字を見てきましたがどれも厳しい内容でした。

ただ、知名度は抜群です。

僕もシャープ製の商品は今までたくさん買いました。
多くの日本人の中にも「シャープ」には良い思い出がたくさんあり、シャープに対してポジティブなイメージを抱いている人も多いはずです。
そういった無形の財産をうまく活用し、不死鳥のごとく復活を遂げればものすごい利益を得られる可能性も残っています。

宝くじに100万円注ぎ込むなら僕はまだシャープに100万円注ぎ込んだほうが可能性があると思います。

ただ、そういったハイリスクハイリターンの銘柄なので十分注意して取引して下さい。
夢を買いたい方にはおすすめです。

 

最後に過去に競合他社の株価も分析しているのでよければご覧下さい。比較することでよりいろんなものが見えてきます。

ソニー(SONY)の今後の株価を分析

キヤノンCANONの株価を分析してみた。

東芝【6502】の今後の株価の見通しを予想

 

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

この著者の最新の記事




スクリーンショット 2018-05-05 21.47.24







アーカイブ




ページ上部へ戻る