急上昇の理由は人工呼吸器!フクダ電子【6960】の今後の株価を分析
- 2020/4/30
- 日本株分析
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はフクダ電子【6960】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
フクダ電子とはどんな会社?
フクダ電子は、医療機器の製造販売を行う企業です。
心電計をはじめ生体情報モニタ、血圧脈波検査装置、心臓カテーテル検査装置、心臓ペースメーカ、超音波画像診断装置、血管カテーテルなどの医療機器を製造・販売しています。
国産で初めての心電計を開発・販売したメーカーでもあります。
また、Jリーグのジェフユナイテッド千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナの命名権を取得しています。
時価総額1,500億円を超える会社です(Cランクですね)
そんなフクダ電子、社員数は3,121名です。
現在の株価は
現在の株価は7,930円前後です。
取引単位は100株なので、79万円前後でフクダ電子の株を所有することが可能です。
うーん、高いですね。
一つの銘柄に80万円近くは初心者にはハードル高めです。
フクダ電子のPER(株価収益率)は、現在16.7倍前後です。
こちらは15倍前後なので適正ラインですね。
配当利回りは、2.2%です。
高配当とまではいえませんが、配当はそこそこあります。
フクダ電子の株主優待はありません。
フクダ電子の長期チャート
2013年あたりから大きく盛り上がっています。
勢いを感じるチャートです。
直近1年間の短期チャート
2019年をピークにジリジリと下げました。
しかし3月末に一気に暴騰。株価は9,000円を超えました。
上昇の理由は、政府が人工呼吸器の増産を要請する方針を明らかにし、関連銘柄として買いが集まったからです。
この上昇で上場来高値を更新しています。
その後は少し反発して落ち着いてはいますが、いまだ高値圏にいます。
フクダ電子の売上高は?
いいですね。
堅調です!
フクダ電子のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらも比較的堅調です。
わるくはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
しっかりと右肩上がりです。
いい感じです。
長期投資をする上でもプラスポイントです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは8.04%です。
合格ラインには達していません。
もうちょっと頑張ってほしいのがホンネです。
最後に流動比率は2.8倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
フクダ電子の今後をまとめると
いわゆるコロナ関連銘柄として注目を集めるフクダ電子ですが、それを差し置いても中身はわるくありません。
それ以前からしっかりと良い業績を残してきています。
PERもそれほど高くなく、各数字の伸びも良かったです。
残念なのがROEの低さですね。
総合的に、個人的にも結構気になる銘柄でした。
興味がある方は四季報などでも詳細をチェックしてみて下さい。
フクダ電子に興味ある人はこちらも
フクダ電に興味がある方は武田薬品工業【4502】もぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
過去に株価分析しています(最新の情報などは四季報などでカバーして下さい。)
とにかく高配当の日本株だが..!武田薬品工業(4502)の株価を分析
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。
今回のコロナショック、多くの銘柄が下げています。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、「ある一つの日本株」に1,200万円以上を投資しました。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。