気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はジャパンディスプレイ【6740】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
ジャパンディスプレイとはどんな会社?
ジャパンディスプレイは、中・小型ディスプレイの製造および販売を行っている会社です。
同社は、ソニーモバイルディスプレイ、東芝モバイルディスプレイ、日立ディスプレイズの統合により設立されました。
最大顧客はあのiPhoneで有名なアップルです。
現在の社員数は10,085人です。
現在の株価は?
現在の株価は64円前後です。
取引単位は100株なので、6,400円程度でジャパンディスプレイの株を所有することが可能です。
なんと!1万円以下で購入できてしまいます。
日本株の中でもトップクラスに安いですね。
ジャパンディスプレイのPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りもありません。
そして、株主優待もありません。
ないないだらけですね。
過去の長期のチャート
上場後、ずっと右肩下がりです。
上場来最高値は2014年の900円です。
その後、株価は下がり続けてとうとう100円も割ってしまっています。
反発狙いで手を出すと火傷をしそうです。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
こちらは2018年の年末にかけて大きく下げ、その後は安値圏を停滞しています。
ジャパンディスプレイの売上高は?
FY2017からは下落しています。
ジャパンディスプレイのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
うーん、マイナスだらけです。
絶対に投資をしてはいけないサインです。
危ないです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらも右肩下がりです。
どんどん資産がなくなってしまっています。
恐怖すら感じる推移です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近-2230%です。
驚異の数字ですね。
話になりませんね。わるいです。
流動比率は0.64倍。
1倍を切っているのでこちらも心配です。
ジャパンディスプレイの今後をまとめると
上場後はかなり注目銘柄として期待を集めていましたが、株価は右肩下がり。
財務的にもいいところがまったくない銘柄でした。
投資してはいけない銘柄です。
日本株は、探せば長期投資に適したしっかりリターンを運んでくれる銘柄があります。
他、見ていきましょう。