気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は参天製薬【4536】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
参天製薬とはどんな会社?
参天製薬は、国内外で医療用。一般用目薬の製造および販売を行っています。また、眼内レンズや眼科関連医療用具の輸入も行っています。
以下はWikipediaより引用
1890年(明治23年)の創業当時から戦前までは風邪薬を主力商品としていたが、戦後は「ひと・ひとみ・すこやか。」をスローガンに、一貫して眼科向け・大衆向けの目薬、眼科薬、点眼薬などを製造・販売し、新商品展開にも力を入れている。
日本において医療用目薬ではシェア1位、
一般用目薬ではロート製薬に次いで2位のシェアを持ちます。
2015年(平成27年)に抗リウマチ薬事業を他社へ事業譲渡したことで、眼科領域に特化した製薬会社となりました。
「サンテ」でお馴染みの目薬メーカーですね。
織田裕二さんの「キターー!」のCMも懐かしいです。
そんな参天製薬、現在の社員数は3,805人(連結)です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,802円前後です。
取引単位は100株なので、18万円程度で参天製薬の株を所有することが可能です。
20万円以下で買うことができるので日本株の中では比較的普通ですね。
それでもアメリカ株と比較するとかなり高いですが。
参天製薬のPER(株価収益率)は、現在22.22倍。
20倍を超えているので、比較的割高といえます。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.44%です。
高配当とまではいえませんが、そこそこはある印象です。
参天製薬の株主優待はありません(目薬とかもらえないんですね)。
過去の長期のチャート
長期で見るとしっかり上昇トレンドを描いています。
いいですね。
直近1年のチャートはこちら
うーん、2018年の6月をピークに大きく下げてしまっています。
その後、8月に底を打って反発しています。
狙っている方は、こういった下げたところをしっかり狙っていきたいですね。
参天製薬の売上高は?
いいですね。
キレイな右肩上がりです。
参天製薬のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはすこしガチャガチャしています。
理想的なのは右肩上がりのEPSなので、これはちょっとマイナスポイントですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近13.08%です。
合格ラインの10%をしっかり超えています。
過去を見ても比較的高ROEです。いいですね。
最後に、流動比率は2.95倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
参天製薬の今後をまとめると
わるくはないのですが、EPSの伸びがあまりよくなかったです。
その他の数字は概ね良好でした。
ただ、売上もしっかり伸ばしていますしちょっとやそっとじゃ潰れることはないと思います。
個人的にもちょっと気になる銘柄です。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。