気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はコカ・コーライーストジャパン【2580】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
コカ・コーライーストジャパンとはどんな会社?
コカ・コーライーストジャパンは、名古屋を中心に炭酸飲料およびコーヒー飲料、果汁飲料を製造・販売しています。
下記はWikipediaより引用
コカ・コーライーストジャパン株式会社は、関東・東海・南東北地方1都15県におけるコカ・コーラ社製品の製造・販売を行っている日本最大のコカ・コーラボトラー。製造・物流・機器メンテナンス子会社として、コカ・コーライーストジャパンプロダクツ株式会社、コカ・コーラ社製品および他社製品を取り扱う自動販売機オペレーション事業等を行う子会社FVイーストジャパン株式会社を持つ。
ちなみに2016年4月、コカ・コーラウエストとの経営統合へ向け協議を始めると発表しました。
2016年4月26日、コカ・コーラウエストとの経営統合へ向け協議を始めると発表した。この統合の実現によって、1都2府35県に展開する売上高1兆円、国内のコカ・コーラ商品の9割の巨大ボトラーが誕生すると伝えられている。
ザ コカ・コーラ カンパニーから日本法人である日本コカ・コーラ社長に就任したティム・ブレットは、「東西のボトラーの統合に関して、最終的に判断するのはボトラーで、私は答える立場にありませんが、統合により市場でより効率的な運営ができるのであれば、われわれはサポートしたいと思っています。」と週刊ダイヤモンドとの取材において述べている。
そんなコカ・コーライーストジャパン、社長はカリン・ドラガン氏。
現在の社員数は8,355人です。
現在の株価は?
現在の株価は1,940円前後です(2016年9月)。
取引単位は100株なので、194,000円程度でコカ・コーライーストジャパンの株を所有することが可能です。
20万円前後なので、まあ買えないこともないです。
それにしても日本株は本当に高いですね。アメリカだと1株単位から買えるので見習って欲しいです。
コカ・コーライーストジャパンのPER(株価収益率)は、現在32.56倍。
30倍近いのでかなり割高です。
配当利回りは、1.64%です。
高配当とまではいかないまでも、そこそこ配当あります。
株主優待は、100株で年間12本の飲料をもらうことができます。
厳しいことを言うようですが、20万円だして1,200円前後の株主優待ならやらないほうがマシです。その分少しでも配当で還元してほしいです。
上場来の過去の長期のチャート
2012年10月に最安値981円をつけ、そこから一気に急上昇しています。
最高値は2014年7月の2,780円です。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
方向感のない、ジグザグとした動きです。
直近最安値は2015年10月の1,620円。
コカ・コーライーストジャパンの売上高は?
わるくない伸び方ですね。
ちなみに2013年にこんなことがありました。
2013年7月1日、コカ・コーラ セントラル ジャパン(初代)が他の3社を株式交換で完全子会社化するとともに、コカ・コーラ セントラル ジャパン(初代)の事業部門を新設会社のコカ・コーラ セントラル ジャパン(2代目)に新設分割。持株会社となったコカ・コーラ セントラル ジャパン(初代)は社名をコカ・コーライーストジャパンに変更した[3]。これに伴い、コカ・コーライーストジャパンはコカ・コーラ セントラル ジャパン(初代)を引き継ぎ東京・名古屋の両証券取引所(名証は現在上場廃止)の上場を維持したが、東証に上場していた三国コカ・コーラボトリングは2013年6月26日をもって上場廃止となった。
Wikipediaより引用。
コカ・コーライーストジャパンのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはなんともいえません。FY2013が突出しています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも減ってしまっています。
マイナスポイントです。
最後に、ROE(株主資本利益率)は直近2.41%
ものすごい低ROEです。話になりません。
流動比率は直近1.54倍。
こちらは問題ないです。
コカ・コーライーストジャパンの今後をまとめると
ウォーレン・バフェットも大好きなコカ・コーラ関連の銘柄ということで期待していたのですが、結論いいところがありませんでした。
株式投資は向こうから「買って!」と数字で訴えかけてくるくらい魅力的でないと手を出すべきではありません。
日本株にも良い銘柄はたくさんあります。
次、行きましょう。